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ビジネスの信義について

2012年6月16日

当社は売買だけではなく、もちろん賃貸仲介管理もしてます。
最近、空き室等が増え、空き期間も長くなり
賃貸物件がかなりたぶつき気味です。
空きが多いから新規の依頼も増えます。
受託物件も増えていくばかりです。

2012 6-13 甑岳 036

賃貸は売買と違い、入居中の間も、退去後の募集も、と
ずっと続き、正直手間もかかります。
そこで、ほとんどの不動産業者が管理料をもらってます。
当社も原則、管理料をもらいます。
管理料をもらわないと、ビジネス的になかなか厳しいです。
昔みたいに物件が不足気味で空けばすぐ埋まる時代と違います。
すぐ埋まるのは新築時だけです。
へたすると新築でも決まりづらい時代です。
正直、広告料や手間もかかる賃貸はビジネス的にあまり面白くありません。

管理料をもらえると言うことで、数ヶ月前にやっと契約してた
物件の家主様が本日見えられ、すごく苦しいから管理料を払えないと相談を受けた。
事情はともかく約束が違う。
ただ、こちらの立場も説明した後、了解した。
正直、管理料がもらえないのであれば、そこまで力を入れられない。
早く決まれば、管理料なんてなんのことはないはずなのに
決まったら、惜しくなったみたい。

信義に反するから、次からはたぶんこちらはもう動かない。
その時、家主様は苦労されるだろう。
こんないい不動産屋さんはいないと思ってるので…。
空いてるだけで、どれだけの家主様が頭を痛めてるであろうに…。

ビジネスは長い信頼関係の元、発展していくもので
家主稼業も対等なビジネスと考えます。
当社は正直、抱えきらないほどの依頼に四苦八苦してる状態です。

規模の拡大は追求してないので、中身の充実を考えてます。
経験則からいくと、一時が万事…。
信義を重んじる私は、
紹介をはじめ、依頼が増え続ける以上
仕事を、相手を選んでいきたいと思います。 -h-

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